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☆<SIREN考察>吉川菜美子はなぜ現世に戻ることができたのか?

投稿日:2019年8月7日 更新日:

※ネタバレを多く含みますのでご注意ください

SIREN(サイレン)とは?

プレイステーション2で販売されたホラーゲーム。2003年11月6日発売。

他人の視界を覗き見る「視界ジャック」という能力を駆使し、屍人と呼ばれる敵から逃れつつ戦うステルスアクション。

2006年2月には続編の『SIREN2』、2008年7月には第3作『SIREN:New Translation』が発売されたほか、2006年にはメディアミックスとして、映画化もされています。

神隠しに遭った少女・吉川菜美子

1976年夏。吉川菜美子(当時11歳)は、羽生蛇村北部にある合石岳に1人で出かけ、行方不明となりました。村人の懸命の捜索にもかかわらず、2003年8月現在も(表向きは)見つかっていません。

ゲーム本編においては、捜索の張り紙や、菜美子のものと思われるランドセル・日記帳・図書カードなどが見つかるだけで、事件の詳細については不明のまま終わります。

菜美子の身に起こったことが語られるのは、外伝小説である『羽生蛇村異聞』の第1話です。

1976年7月5日。合石岳の空を飛ぶ謎の発光体について調べるため、菜美子は1人で合石岳を訪れます。そこで、山犬のような獣に追われ、逃げる途中、廃坑道の隙間に落ちてしまい、脱出できなくなります。助けを求める声は誰にも届かず、菜美子はそのまま、穴の中で何日も過ごします。

穴の中にいる間、菜美子は壁の隙間からしみ出した雨水を飲んで喉の渇きを潤します。その際、今までにないような強烈な幸福感を味わい、そして、棚田に立つ着物を着た少女や、黒装束の人々の葬列など、夢とも幻覚とも知れない景色が見えるようになります。また、遠くからサイレンが鳴る音も聞こえていました。

どれくらいの時間穴の中で過ごしていたか、菜美子は突然「帰らなければ」という強い思いに導かれ、それまでどうしても脱出できなかった穴の中から、驚異的な身体能力で脱出し、山を下ります。

その途中、赤いランドセルを背負った同年代の少女と出会います。菜美子を見た少女は逃げ出し、菜美子はそれを追いかけますが、少女は坑道の深い隙間に落ちてしましました。

その後、菜美子は小学校の図書室で借りていた本を返すと、宮田医院の地下室に監禁されます。そのまま時は流れて1989年の冬、当時13歳だった宮田司郎の手によって解剖されます(この宮田の様子は、『羽生蛇村異聞』の第5話で語られています)。

『羽生蛇村異聞』は以前は公式サイトで読むことができましたが、現在は閉鎖。

公式解析本『SIREN MANIACS』内に収録されています。こちらは最近復刻販売されたので、現在でも入手可能です。

異界で赤い水を摂取したにもかかわらず現世に戻った菜美子

この物語を簡単に解説すると、菜美子は合石岳にて異界に迷い込んでしまい、赤い水を飲んで屍人化。そのまま犬屍人となり、現世に戻った、ということになります。

通常、異界で赤い水を一定量体内に取り込んだ者は二度と現世に戻れないとされていますが、菜美子はそれを打ち破った数少ない例と言えるでしょう。

※菜美子は異界に行っていない、との見解もありますが、筆者はその説には否定的です。

神迎えの儀式が近づくと現世にも赤い水がわずかに染み出し、アルコールの摂取などにより赤い水への耐性が下がった人は極めて屍人に近い状態になる、という例があります。ゲーム本編で真っ先に屍人化した警官の石田巡査がそれです。

しかし、菜美子にはこの例は当てはまらないと考えます。未成年の菜美子がアルコールを摂取していたとは考えにくいですし、何より、菜美子は穴の中でサイレンの音を聞いています。現世に赤い水が染み出すことはあってもサイレンが鳴ることはないので(もし現世でもサイレンが鳴るなら多くの屍人で溢れることでしょう)、菜美子は異界にいたと考える方が自然だと思います。

菜美子が現世に戻って行ったこと

では、なぜ菜美子は赤い水を摂取したにもかかわらず現世に戻ることができたのでしょうか?

異界に取り込まれても、『因果律』に従えば現世に戻れることは周知の事実だと思われます。その一例として、76年8月の儀式の失敗により異界に取り込まれた吉村兄弟は、教会と宮田医院の後継者となるため現世に引き戻されています。

菜美子が現世に戻れた理由もこの『因果律』によるならば、彼女が現世に戻った後の行動がカギになっているかもしれません。

菜美子が現世に戻って行ったことは、主に以下の3つです。

1・自分自身を追いかける

犬屍人となって坑道から脱出した菜美子が出会った赤いランドセルの少女は、犬屍人となる前の菜美子本人です。犬屍人となった菜美子が人菜美子を追いかけ、人菜美子は坑道の隙間に落下。その後犬屍人になって脱出、人菜美子と出会い、追いかける……という無限ループが発生しています。

2・小学校の図書室に本を返す

菜美子は行方不明になる前、小学校の図書室で『羽生蛇村民話集』という本を借りており、犬屍人となった菜美子は、図書室にこの本を返しています。

3・宮田司郎に解剖される

図書室で本を返した菜美子は、その後宮田医院の地下室に監禁されます。

そのまま時は流れ1989年冬。ひょんなことから地下室に入った宮田司郎少年は、牢内にいる菜美子と思われる犬屍人を発見し、そばに落ちていたメスを拾います。その後司郎が何をしたのかは明確には描かれていないのですが、恐らく犬屍人を解剖・もしくは殺害したものと思われます(もちろん、屍人は不死なので死にませんが)。

可能性が高そうなのは2と3か

以上の3つの内、可能性として高そうなのは2と3でしょうか。

2の『図書室に本を返す』ですが、菜美子が借りていた本『羽生蛇村民話集』には、『空から降ってきた魚』など、村の呪いの核心に触れるような話が収録されています。こんな話が書けるのは八尾比沙子以外にいないでしょうから、この本自体、比沙子が書いた可能性が高いです。この辺りが、何かしら因果律に関わっている可能性が考えられます。

3の『宮田司郎に解剖される』ですが、この当時、司郎少年は同じ双子の牧野慶とは対極の場にいる自分に悩み始めた頃であり、菜美子を解剖することにより、村における宮田家の役割を理解したと言えるでしょう。そうなると、菜美子の存在は宮田司郎を覚醒させるためだったと言えるかもしれません。

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